うんちではないうんこだ!

私はスウ。今、うんこをしている。このトイレという場所はなんとも奇妙な空間だ。
床も壁も天井も真っ白で、そこにぽつんと一匹の黒猫が佇んでいるのだ。
そしてその足元には『うんち』と書かれた紙が落ちている。
いったい誰がこんな物を作ったのだろうか?
実に上手に書かれている。おそらく絵心のある人間が描いたに違いない。
しかし何度見ても不思議だ。なぜ人間とはこのような物を作れるのか……。
もしや人間は神の手先なのではないか? そう考えると全てのつじつまが合う。
つまり人間は神が作った生物なのだ。
「おーい、うんち野郎!」
うんち野郎……だと!? 誰だ! このスウを侮辱する愚か者は!! 振り向くとそこには一人の女が立っていた。
顔立ちは非常に整っていてすごく可愛い女だ。
「おい、聞いてるのかよ! うんち野郎!!」
どうやら私のことらしい。
「お前だよ、お前! うんちしてたんだろ?」
「うんちではないうんこだ!」
「同じじゃねーか」
「全然違うわ!!」
「わかったからキレんなって……」
「むう……」
全く失礼極まりない奴だ。これだから最近の若い女は……。

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