2人で人間のうんこ探し

私は女子大生のスウだ。
今日は友達のマサコと近所のスーパー銭湯に来ている。そして、その帰り道で事件は起こったのだ。
「ねえ、この近くにさ、うんこが落ちてるって話聞いたことある?」
「えっ!?」
私はびっくりして立ち止まった。
「もしかして人間のうんこ?」
「そうよ」
「そんなのあるわけないじゃん!」
私は笑ったけど、マサコの顔が真剣だったからすぐに真顔に戻った。
「私も最初は信じなかったんだけどね……でも本当らしいのよ」
「嘘! やめてよ、もうー」
「もし見つけたら写真に撮ろうよ」
「えー嫌だよ。汚いし……」
私たちは笑いながら歩いたけれど、何となく怖くなって無言になった。すると、いきなり後ろから大きな声がした。
「おい! お前たち!」
私たちが振り返ると、そこには警察官がいた。
「ちょっといいかな? 君たちは高校生?」
「いえ、大学生です」
「じゃあ、学校名と名前を教えてくれる?」
「はい……」
私たちはお巡りさんと一緒に交番まで行った。そこで詳しく話を聞かれた。どうやらマサコの話していた噂は本当のことだったようだ。
「それで、どうしてあんな時間にあの辺りを歩いていたんだい?」「スーパー銭湯に行ってきたんです」
「へえー、スーパー銭湯かぁ。若い子はそういうところに行くのかぁ」
お巡りさんの言い方には妙な違和感があった。まるで私がうんこをしたと言わんばかりの口調なのだ。
「君はこの辺りでうんこを見たことがあるかい?」
「ありません」
お巡りさんはニヤリとした。
「実はね、この辺にうんこが落ちているという噂があるんだよ。だから、君たちがそれを見つけたんじゃないかと思ってね」
「違います! 私たちは何も見ていません!」
私は必死になって否定した。だけど、マサコは違った。
「はい、確かに見たことがあります。近づいて見ました」
「そしたら何かあった?」
「いえ、別に何も……。大きさから人間のうんこだと思いました」
「うわっ、最悪……」
私は思わず口に出した。でも、お巡りさんは満足げだった。
「あのうんこを見てしまったのか。事件性はないからこのことは黙っておくように」
こうして私たちは解放された。家に帰る途中でマサコが、
「あのさー、明日一緒にうんこを探しに行かない?」
と言った。
「えぇ〜!? 本当に行く気なの?」
「だって気になるじゃない。それに、うんこを見た場所に行ったら新しい発見があるかもしれないし」
「わかったよ……」
結局、次の日も二人でスーパー銭湯に行き、その帰り道にうんこを探したのだった。

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