うんこは1日3回!
私はスウだ。大学四年生で、今年卒業する。
就職先は決まっているし、卒論もすでに提出済み。あとは卒業を待つだけだ。
しかし私には最近、悩みがある。
「……うぅ」
トイレの個室に入って鍵を閉めると、私は小さく声を上げた。便座に腰掛けてズボンを脱ぐ。
そう、うんこである。
私はいわゆる『うんこ女』なのだ。
「どうしてこんなことに……」
私は便器に座って呟いた。事の始まりは半年前に遡る。
その日は朝から雪が降っていた。
大学の帰り道、私はいつものように電車に乗って帰宅していた。
この辺りでは珍しい大雪だったので、乗客たちは皆どこか浮かれていたように思う。私もその一人だった。
そんな時、私の乗った車両の中で事件は起きたのだ。
突然車内アナウンスが流れたかと思うと、車掌さんが慌ただしくやってきた。
「大変申し訳ありません!ただいま人身事故が発生致しました!」
どうやら線路上で事故があったらしい。
「現在復旧作業を行っておりますので、もうしばらくお待ちくださいませ!」
車掌さんの言う通り、それから少しして運転再開となった。
しかし今度は対向列車と正面衝突してしまったらしく、こちらの列車にもかなりの衝撃が加わった。
その時私は運悪くバランスを崩してしまい、転倒した挙げ句に頭を強く打ってしまった。
その後の記憶はないのだが、次に目覚めた時には病院で寝かされていたというわけだ。
幸い命に別状はなかったが、打ち所が悪く脳震盪を起こしてしまったようで、二週間ほど入院を余儀なくされた。
退院してからは普通の生活に戻ったものの、一つだけ困ったことがあった。
それは、うんこが頻繁に出るようになってしまったことだ。原因はおそらく、頭を強打したことによるものだろう。
初めは軽いものだったが、徐々に量が増えていき今では一日三回は必ず出るようになった。
しかも、出す度に快感を覚えるようになってしまっている。
「あぁ……また出た……」
自宅に戻ってすぐ、うんこを始めた。
今日は朝から何も食ってないのだが、かなり大きい。
「んっ……」
便座に座りながら息むと、肛門が開いた。その隙間めがけて茶色い塊が落ちていく。それが心地良い。
やがて全てを出し終えると、私は大きく深呼吸をした。
「ふぅ……」
これでやっと落ち着いた。やはりうんこは気持ちが良いな……。
それから数日経ったある日のこと。
大学からの帰り道、最寄り駅に着いたところで私はあることに気付いた。
「しまった……トイレがない」
駅近くのコンビニに行くつもりだったのだが、トイレがなかったのだ。仕方ないので少し離れたスーパーまで行くことにした。
外はまだ明るい時間だったが、さすがに大雪の影響が残っているのか店内はかなり混み合っていた。早く済ませたかったので、公園の陰で済ませることにした。
そしてズボンとパンツをまとめて下ろしてケツを出した直後だった。
突然誰かの声が聞こえてきた。
「え?あれ?」
声の主の方を見ると、そこには大学生くらいの女の子がいた。彼女は私の姿を見るなり固まっているようだ。
彼女の顔を見た瞬間、私はハッとした。(まさかこの子も……)
そう思った次の瞬間には、私は彼女に向かって話しかけていた。
「ねぇ君」
「はい!?」
突然見知らぬ私に声をかけられたせいか、彼女は驚いている様子だった。
だが今はそんなことは気にしない。それよりも大事なことがあるからだ。
「ちょっとお願いがあるんだけどいいかな?」
「何ですか急に!」
「私ね、うんこがしたいんだ」
「……はい?」
「だから、離れてくれないかな」
「…………」
彼女はしばらくの間沈黙していたが、やがてゆっくりと口を開いた。
「あの、失礼ですけど……頭がおかしいんじゃないんですか?」
「そうかもね。でも、そんなのどうだっていいよ」
「えぇ……」
「それより、うんこが出そうだ。早く離れてくれないか」
私が促すと、彼女はようやく理解してくれたようで慌ててその場を離れた。
それを見届けてから再び息み始めた。
「ふんっ!」
すると、大きなものが飛び出してきた。それを見て思わず笑ってしまう。
彼女も離れた場所からこっちを向いて笑っている。
「ふふっ、やっぱり溜まってる時に出るのが一番だよな」
そう言いながら立ち上がってズボンとパンツを上げた。
(よし、スッキリしたぞ!)
私は満足して家に帰ることにした。
今日の野糞はとても良かった。あんなに気持ちの良いものはなかなか味わえない。
