うんこ女と呼ばれなくて良かった

私は高校3年生のスウだ。
今日は朝からトイレに行っていない。寝坊して行く時間がなかったのだ。そして今は授業中だ。下痢気味でお腹が痛い。とても痛い。だが我慢するしかない。
「うぅ……」
「どうした?スウ?」
隣の席の友達に話しかけられる。
「あぁ、ちょっとお腹痛くてさ……」
「大丈夫かよ……無理すんなよ」
「うん、ありがとう……」
そう言って私は机に突っ伏して痛みを堪える。
しばらくするとチャイムが鳴る。
先生が教室を出て行った瞬間、私は立ち上がってトイレに向かう。
だがトイレは全て使用中だ。みんな私と同じ状態なのだろうか。しかし私は諦めない。
廊下に出て隣の男子トイレに入る。
和式の個室に入り鍵をかけ急いでズボンとパンツを脱ぎ便座に座って用を足そうとする。
そして溜まっていた下痢を一気に噴出する。
「あぁー気持ちいい!あっ!」
勢い余って全て便器の外に出してしまった。
慌ててトイレットペーパーを取ろうとするがトイレットペーパーもない。
それでも残りは出し切るしかない。
「はぁ……恥ずかしいなぁ……」
ブリブリブリュリュッブゥー!! 凄まじい音を立てて下痢が出る。
「あぁ……全部出ちゃった……」
全てを吐き出した後、私は水を流しレバーを押して水を流した。
トイレットペーパーがないが、ここは男子トイレだ。持ってきてもらうことも出来ない。
ケツはパンツで拭きそのまま便器に流した。今日はノーパンで過ごそう。
だが便器の周りは下痢で満ちている。このままではトイレから出ることもできない。
仕方ないので誰もいないタイミングを見計らい猛ダッシュで個室から出る計画を立てた。
作戦は休憩時間が終わってから先生が教室に来るまでの間に脱出だ。あと3分後だな。
私の計画は完璧だったはずだ。誰にも見られず素早く出て行けば問題はないはずだった。
だが……男子トイレから出た瞬間
「おいスウ、お前男子トイレで何やってたんだよ」
一番会いたくない奴に出くわしてしまった。同じクラスの男子の佐藤だ。
こいつはクラスの中で嫌われ者だ。何かある度に私に絡んでくる。正直大嫌いな相手だ。
そんなやつにこんな現場を見られるなんて最悪すぎる。
「べっ別に何もしてないし……」
「嘘つけよ、お前男子トイレから出てきたよな」
「だから?」
「それは認めるんだな」
「そうだね、うんこしてたけどそれがどうかした?」
もうヤケクソである。ここまで来たら開き直るしかない。
「ああ、そうか、聞いて悪かった……」
あれ?意外にもあっさり引き下がったぞ。なんだこの反応。
「じゃあ俺は行くわ、無理するなよ」
そう言って佐藤は去っていった。
ふぅ危なかった。なんとか誤魔化せたようだ。
意外といい奴だったんだな。
もうすでにお腹が痛いのも治っていたがどうも気分が悪いので今日は早退することにした。

そして次の日、いつも通り登校すると昨日のことが噂になっていた。私が男子トイレに入ったことだけでなく下痢をばら撒いた事も広まっていた。
「マジかよw」
「スウ最低www」
「下痢女じゃんwww」
「俺はスウの下痢を掃除させられたんだぜ」
教室に入るとクラスメイト達は口々に言う。
これはマズイ事になったかもしれない。
「ねぇスウちゃん聞いたんだけどさぁ〜」
友達のマサコが話しかけてくる。その表情は少し笑っているようにも見えた。
「あんたが男子トイレに入って下痢を撒いてた事、もう皆知ってるよ」
「え!?」
「男子の間だけじゃないよ。女子達も話してたもん。スウのこと下痢女だってさ」
「そっか……」
「でも安心して!私だけはスウの味方だから!これからは私と一緒に行動しよう!」
「うん……わかったよ……うんこ女よりはマシだよね」
こうして私とマサコの友情は深まったのだった。

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