甘くておいしいお菓子を作るよ
私はスウだ。
今日は友達のマサコが遊びに来ている。
私は机の中からノートを取り出した。
「これは?」
「『うんこの観察日記』っていうんだよ。うんこした日にちと時間と太さ・長さ・柔らかさ・色を書いておくの。そうするとうんこさんが何時何分にどんな状態だったのか分かるんだ」
「へぇ~」
マサコは感心しているようだ。
「これ、私の宝物なんだ。すごいでしょう?」
「すっごーい!」
マサコは目を輝かせている。
「私もこれをする!」
「もちろん! 一緒にしようよ」
私たちは『うんこの観察日記』をすることになった。
私は早速、今日の分を書くことにした。
――今日のうんこ いつもより大きかく少し硬かった。
形も長くて太かった。
そして色は黒に近い焦げ茶だった。
――以上です。
私はノートに書いたものを読み上げた。
「ふむふむ……」
マサコは興味深そうに聞いていた。
「ねえ、もっと詳しく書こうよ」
「え? でも、これ以上書くことなんてないよ」
「いいからいいから」
「う~ん……分かったよ」
私はしぶしぶ了承した。
「まずね、太さだよ。どう書いてある?」
「それは太かったって書いたけど……」
「それだけじゃダメなの。具体的にどれくらいか教えてくれないと」
「そうだよね……。う~ん……直径5センチぐらいかなぁ?」
「そんなに!? やばすぎじゃない?」
「そうなの。だから困っちゃってるんだよねぇ……」
「次は長さと柔らかさだね。これはどのくらい?」
「長さは30センチぐらいだと思うんだけど、少し硬かったと思うよ」
「ふんふん……」
「あとは色だけど、焦げ茶だね」
「なるほどね。他には何か気付いたこととかない?」
「他に? あ、ちょっと待って……」
私は記憶を呼び起こした。
確かあの時は――
「そういえば、今日のはいつもよりいい匂いだった」
「どんな風に?」
「なんか甘い香りがしてたような気がする」
「甘い香りかぁ……」
マサコは何事かを考えているようだったが、やがて口を開いた。
「それってもしかしたらアレかも」
「え? どういうこと?」
「ほら、昨日食べたケーキ覚えてる?」
「ああ、あれ美味しかったよね!」
「うん。それでその時に使ったクリームがあったでしょ?」
「あったあった!」
「多分それが原因だと思うよ」
「どうして?」
「だって、スウのうんこにはきっと糖分が含まれていて、それが溶け出してたんだと思うよ」
「そっか!」
「そういうことだね。うんこに甘みを感じるってことはつまり、スウのうんこは甘くておいしいということだよ」
「ほんとに!? やったー!」
私は飛び上がって喜んだ。
これでうんこが食べられるぞ!
「ねえねえ、今度うんこのお菓子作ろうよ」
「賛成!」
私たちは新しい楽しみを見つけた。
これからうんこがもっと楽しくなりそうだ!
