ラッキーウンコマンに会いました
私はスウ。
今、大学のキャンパスで、彼氏のタカシを待っている。
「ねえねえ」
突然声をかけられた。振り向くと、背の高い男が立っていた。髪は短く切りそろえられていて、目は少し細い。でも、鼻筋が通っていて、顔立ちはとても整っている。まるでモデルみたいだ。こんな人、うちの大学にいたっけ? 男はにっこりと微笑みながら言った。
「ねえねえ、君さあ、うんこした?」
「もしかして私のうんこを買いたいのかな?」
「いや、そうじゃなくて、君のうんこの味を知りたいんだよね」
「そんなの買ってから食えばいいじゃん」
「それはダメなんだよね。新鮮なうちに食べなきゃいけないんだよ。だから、君について行ってもいいかな?」
「自分のうんこでも食ってろ!」
そう言って私は逃げ出した。
「なんで追いかけてくるの!?」
「だって君のうんこを食べないと死んじゃうもん」
「嘘つけ! 絶対嘘だ!」
私は全力疾走して逃げた。なんとか逃げ切れたようだ。
振り返ると、もう男の姿はなかった。
「ふう……」
「探したよ」
再び背後から声が聞こえてきた。私は急いで後ろを振り向いた。そこにはタカシがいた。
「どうしたの?」
「実はさっき変な人に話しかけられたんだけど……」
「どんな人だった?」
「それが……」
私はさっきの出来事を話し始めた。すると、タカシの顔色が変わった。
「それってもしかして……」
「知ってるの?」
「ああ……多分その人は……ラッキーウンコマンだ」
「え? 何その名前」
「その名の通りだよ。その人にうんこを食べてもらうと幸せになると言われている妖怪だ」
「そうなんだ……でもどうして私を追いかけてきてたんだろうね?」
「スウはうんこ美人だからだろ」
「うんこ美人!?」
私は思わず吹き出してしまった。
「わかる奴にはわかるんだよ」
「そっか」
「まあいいけどさ。それより今日はどこに行こうか?」
「そうだなー、今日はカレーを食いに行こうよ」
私たちは一緒に歩き出した。
